2022年 3月27日 日曜日 東京都鍼灸師会主催の講習会にオンラインにて参加しました。
「慢性疼痛と鍼灸」をテーマに、全3回の講習の第3回講座は、「紫雲膏灸の特徴と痛み治療」
越石鍼灸院院長 越石まつ江先生を講師を、お迎えしを学びました。
紫雲膏灸とは、皮膚に漢方軟膏の紫雲膏を塗布し、その上に艾炷をのせて点火して行う灸法の総称である。
越石鍼灸院開発の「お灸バーム」を用いて臨床に応用しています。「糸状灸」と「多壮灸」と呼ぶ2種類の紫雲膏灸を独自に発展させて、越石式灸法として用いています。
「糸状灸」は皮膚面上の適当な範囲に紫雲膏を点状に付け、その上に糸状に捻った艾炷を載せ、
点火して指で1~3分消しする方法です。
「多壮灸」は紫雲膏を取穴部に厚めに塗り(直径約4mm、厚さ約3mm)、その上に小豆大の艾炷を載せて点火する方法です。
この2種類の灸法を駆使することによって灸治療の適応は広がり、急性症から慢性症、小児から高齢者、未病から難病まで、幅広く対応することが可能となります。
また、紫雲膏灸の大きな特徴は、熱くなく、痕にならず、心地よいことです。
その上、治療効果が高く、禁忌がほとんどないため、患者が安心して通うことができます。
日々の臨床に灸治療をプラスして臨床の幅を広げていきたいです。
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